カムカムのカムカムらしさって、
松村さんが作り出す、パスティーシュ的な世界観。
パスティーシュって言葉は、芝居や映画や小説やアニメを語る上で使えるようになりたい。
小説だと、最近は柳広司なんかが秀逸。
それから、それゆえなのか、時代や空間が違うからか?
文語体での台詞になることが多く、
そこが決め台詞なんかだととても輝く。
そして個人的に好きなのが、高校からの同級生だった、
松村さんと八嶋さんならではの、漫才ともコントとも違った笑い。
基本的には、松村さんがうだうだして、八嶋さんが突っ込む。
おそらく何度も稽古をしてるんだが、毎回アドリブ風に。
最近は、あるいは、しげさんや、今回は吉田さんがやっていたけど、
いつまでも遊んでいる二人を、戻そうとする、中立的な人が、
二人からいじめられる、というパターンが追加され、
さらに面白い。
というのが、最近の作品はあまりなく、
今回はがっつりあったので嬉しかったのでした。
後は演出。手作り感満載ながらの具象小道具も使いつつ、
なんかしらの道具?今回は、ロープとか、丸い筒とか、
基本的には、布とか、棒とか、いつかは三角形を使ったりとか、
もちろん、人の肉体も使って、様々なものを表現する。
これがばちっと決まるとやっぱりカッコいいし、すげぇんだ。
と、まあ、だらだら書いた後、ウィキを引用。
>ハイテンションでテンポのよい笑いで壮大な物語へと観客を連れ去る独特の作風と、
演劇ならではの表現にこだわったダイナミックな演出に定評がある。
まとめるとそういうことです。
