[12日目]日本酒ペアリング 第2弾「独眼竜に俺はなる!」 調理編

By | 2014年10月18日
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[11日目]日本酒ペアリング 第2弾「独眼竜に俺はなる!」 理論編②はこちらから

 

■≪不本意な現状≫(いま)を変えるのは『料理する(作る)』覚悟だ!

所長J「シェフなおみは音信不通か・・・」

助手♂「料理、どうしましょう?」

所長J「そうだなぁ、助手♂は料理が出来ない設定だし・・・」

助手♂「(設定ってなんだ・・・?)」

所長J「それともやっぱり料理できる設定にしておく?」

助手♂「(だから設定ってなんだ・・・?)」

所長J「まぁいいや、ここは素直に助手♀に頼むしかないか・・・・・・あ、もしもし・・・所長だが・・・」

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
所長J「え?3品は無理?」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
所長J「なるほど、わかった。ではハンバーグとラタトュイユは頼む。レシピやアレンジは助手♀君の好きなようにして良いから。」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

所長J「スペアリブ・・・私が作ることになった・・・」

助手♂「えーっ!!」

 

■社畜コンサルの『矜持にかけて』

助手♂「所長は、日頃クライアントの業務設計やマニュアル作成をして、客に『仕事の仕方をああしろ』だの『こう変えろ』だの言っている『コンサルタント』ですから、まさか『料理のマニュアル=レシピ』を渡されたら料理ぐらい・・・できますよね?」

所長J「そりゃそうだが・・・いつも客にも『まずは騙されたと思ってマニュアル通りやって』と言ってるわけなので、マニュアル通りにやれば良いなら、私にもできんことはないだろう。私も騙されたと思ってやってみようではないか、ミッタマイヤー」

助手♂「(誰がミッタマイヤーだ。)」

所長J「というわけで材料です。」
 

材料

肉とマーマーレード以外はだいたい家にありそうです。

<材料>
骨付き豚肉(スペアリブ用)・・・1kg10~12本程度)
☆だしの素・・・10g
☆砂糖・・・大さじ2
蜂蜜・・・大さじ2
マーマレード・・・大さじ4
☆しょうゆ・・・大さじ4
☆みりん・・・大さじ2
☆酢・・・大さじ2
☆酒・・・大さじ2
 
所長J「まずはフライパンに油を引いて、骨付き豚肉を両面焼くと・・・少し焼色が付くくらい・・・で良いのだな。」
どうせ煮るので表面に焼き色が付くぐらいでOKです

どうせ煮るので表面に焼き色が付くぐらいでOKです

 

所長J「うちにはあまり大きななべが無いので、フライパンの油をふき取って、フライパンで煮込むことにする。脂を拭き取らないと、仕上がりが少し脂っぽくなるようだ。とりあえずは水を肉が浸るぐらいまで入れる・・・と。それを強火で熱して、沸騰しそうになったら弱火に落としてアクを取ります・・・なるほど。」
O型なので、灰汁取りもまぁ適当です

O型なので、灰汁取りもまぁ適当です

所長J「灰汁をとり終わったら☆の材料をすべて加えて、水分がなくなるまで弱火~中火で煮込む。なるほど、1時間半ぐらいでよいのかな?」
この時点ではなんだか味が薄そうですが、大丈夫です。煮詰まります。

この時点ではなんだか味が薄そうですが、大丈夫です。煮詰まります。

 

所長J「その間ビールでも飲みながら、アニメでもみてボーっと待ちます。」
助手♂「(そんなことレシピには書いてませんが・・・手順通りやるんじゃなかったのかよ、おい)」
秋の夜長に米アンカー社 ポーター

秋の夜長に米アンカー社 ポーター

 

所長J「忘れた頃に裏表を反対にする・・・と。30分おきぐらいでいいのかな?脂が気になるようなら、おたまで表面に浮いている油を掬っておきましょう、と・・・なるほど。たしかに二郎系ラーメンのような脂の層ができている・・・少し掬っておいた方が良いだろうか?」
「所長トング!」

裏表で味がバランスするようにひっくり返します。

所長J「一時間半ほど煮込むとあらかた水分がなくなってくるので、ここからは焦がさないように気を付けながら煮詰めていきます・・・ここちょっと記述が曖昧じゃないか?まぁいいか・・・照りが出てきたら上げてしまってOK・・・っと。」

汁が亡くなってきたら、お終いです。

焦がさないように気を付けましょう。

 

所長J「あとはこれをタッパーにつめればおしまい!」

仕上がりはこんな感じです。

仕上がりはこんな感じです。

所長J「・・・ふむ、やってみると意外と簡単だな。」

助手♂「私にもできそうですね。」

所長J「まぁくどいようだが、君は料理ができない設定だから・・・それはともかく助手♀の方はどうかな?」

 

■助手♀「ラタトュイユ」編

助手♀「どうでもいいですが、ラタトゥイユっていつからラタトゥイユになりました?」

助手♀「昔はラタトゥーユ表記だったと思いますが。食べ物でもなんでもいつの間にか表記や読み方が変わってますよね…そんなことを気にしつつ、ラタトュイユを作りたいと思います。」

助手♀「こちらは一人なので、一人でぶつぶつ言いながら進めたいと思います。まずは材料です」

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<材料>
玉ねぎ・・・ 2個
ピーマン・・・3個
パプリカ・・・3個
エリンギ・・・2本
ズッキーニ・・・1本
茄子・・・2本(中くらい)
トマト・・・2個(中くらい)
トマト缶・・・2缶
にんにく・・・4~5かけ
オリーブオイル・・・大さじ4
家にあった鶏モモ肉・・・1パック

 

助手♀「ピーマンとパプリカは1.5センチ角ぐらいにカットします。玉ねぎもですね。エリンギは食べやすいサイズに切ればOKだと思います。」

DSC04681

パプリカがあればピーマンは要らないかと思ったけど、やはり赤・黄・緑がそろうとなんか安定感があります

 

助手♀「ズッキーニと茄子は半月切りでいいですかね。にんにくはみじん切りにしておきましょう。」

DSC04685

所長からズッキーニの指定があったのですが、この時期にズッキーニを調達するのはなかなか難儀でした

 

助手♀「鍋にオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火であぶります。にんにくの香りが立ってきたらまずは鶏肉を中火で炒めます。続いて玉ねぎ、ズッキーニ、ナス、エリンギを炒めます。後で煮込みますから、油を絡める程度でOKです。」

DSC04688

ちょっとナスが大きすぎたかもしれません

 

助手♀「続いてピーマンとパプリカ、大分彩り良くなってきました。」

DSC04690

溢れんばかりの野菜・野菜・野菜・・・ちょっと分量をいろいろ間違えたかなぁ・・・

 

助手♀「油がなじんだらトマト缶を投入します。煮立ったら弱火に。その後は蓋をして30~40分ぐらい煮ます。」

DSC04693

たまに底からかき混ぜます

 

助手♀「煮込み終わったら味を確かめます。ちょっと塩味うすいなぁ・・・と言う場合は、ここで塩を足して味を整えます。お酒と合わせるので少し塩味をつけた方が良いかもしれないって、そういえば所長が言っていました。(塩味は旨味を引き立てるので)」

DSC04695

だいぶいい感じです(自画自賛)

 

■助手♀「煮込みハンバーグ」編

助手♀「そしてあともう一品作らないとならないのですか・・・ふぅ・・・所長も人使いが荒いですね。

助手♀「しかも『煮込み』ハンバーグ。煮込む必要は本当にあるのでしょうか?Anywayハンバーグを作って煮込みます。途中までは普通のハンバーグと同じです。」

<材料>
■ハンバーグのタネ
合挽ミンチ・・・250g
タマネギ・・・3/4個
卵・・・1個
牛乳・・・80〜100cc
パン粉・・・1/2カップ
ナツメグ・・・お好み
塩こしょう・・・少々

■ 煮込みソース
小麦粉・・・大さじ2
水・・・300〜350cc
固形コンソメ・・・1個
ウスターソース・・・大さじ3
ケチャップ・・・大さじ5
バター・・・大さじ1
タマネギ・・・1/4個
きのこ・・・適量

助手♀「まずは玉ねぎ、みじん切り。木端微塵にしてやるぜ!」

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フープロでムラなくみじん切りにします。

 

助手♀「貴様の苦みには反吐が出る。甘味が出るまで徹底的に炒めつけてやるぜ」

DSC04701

玉ねぎを炒めます。軽くきつね色になるまでです。

 

助手♀「さぁ、残りの野郎ども、一網打尽にしてやるぜ。」

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炒めた玉ねぎふくめて、ハンバーグのタネの材料をすべてボウルに入れます。

 

助手♀「ネバネバネバ、生意気なやろうだぜ。手こずらせやがって。かゆくてもここで負けちゃならねぇ・・・」

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粘りが出るまで、良くかき混ぜて、小判型にまとめていきます。

 

助手♀「いい艶してるじゃねぇか、胸が高鳴ってくるぜ!」

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タネをの中心をへこませて中火で両面焼き色を付けていきます。

 

助手♀「鉄板の上でじっくり焼き上げてやったぜ(※注:煮込むのでそこまで火を通さなくても良いです)」

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焼き目がついたら、ハンバーグはお皿に挙げておきます。、焼き終えた肉汁はとっておきます

 

助手♀「ネタが尽きた・・・というか歌が尽きた・・・」

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煮込みソースを作っていきます。キノコはバラして、玉ねぎは繊維にそって細切りにしていきます。

 

助手♀「うっすら『黄金色?』って感じなるぐらいまで粘り強く炒めます。結構時間がかかります。」

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フライパンに小麦粉を入れ、中火で黄金色になるまで小麦粉を炒めます。

 

助手♀「小麦粉は取り出す。フライパンでキノコと玉ねぎをバターで炒める。小麦粉を戻してキノコと玉ねぎに絡める・・・それで水を入れて少しずつ小麦を伸ばします。」

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じゃばっと水を入れてしまいましたので、伸ばす間もなく・・・

助手♀「固形コンソメ、ウスターソース、ケチャップをいれて煮込んだらスープは完成。ここにハンバーグを入れて煮込んでいきます。弱火から中火で15分程度。」

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ちょっとウスターが強すぎたので、塩で味を整えました。

 

助手♀「できたっ!・・・二つ返事でOKしましたが結構めんどくさかったです。ただのハンバーグだったらそうでもなかったんですが・・・」

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見た目がすでに美味しそうです(自画自賛)

助手♀「これでペアリングを『外していたら』、所長は絶対『死刑』にします。」

 

[13日目]日本酒ペアリング 第2弾「独眼竜に俺はなる!」 実食編①に続く

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