東京に酒蔵あるの?
そう思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも実は、11もの蔵があるんです。
東京?酒蔵?美味しいの?
そして何より休みの日に行って楽しいの?
そんな素朴な疑問に体当たりで回答すべく
今回行ってきたのは、都心から西に離れた
沢井駅近辺にある沢乃井こと小澤酒造さん。
お酒はあんまり飲めないが、おいしいもの好き
女性と楽しく過ごせる場所大好きの、
矢野が素朴にお伝えします。
一口に東京と言っても広うござんす。
小澤酒造さんが日本酒を作ってらっしゃる沢井は
新宿駅から1時間20分。
23区内に住んでいると決して近くは無いけれど、
遠くも無いお休みの日に行くなら丁度良い距離。
彼女・奥様のどこかに連れていけ欲求をうまい具合に
満たせそうな距離感に期待も高まります。
・いざ沢井へ
お堀を眺めながら、都心から中央線で沢井へ移動開始。
中央線だとうまくすれば青梅での乗り換え一回で
行けてしまうので、移動もとっても楽。
ただし!青梅から沢井へは30分に一本程度の
本数しか電車が無いので、中央線が遅延したりすると
焦ります。
そう、青梅でうまく乗り換えられないと30分
待ちぼうけです。
僕が行った時も、中央線がまさかの遅延!
幸いJRさんが遅延を取り戻すべく運行してくれたので
乗り換えはうまく行きましたが、気を付けたいところです。
なお、深まっていく緑を見ているだけで既に旅気分。
・沢井に到着
いいですね。駅の看板が旅情を誘います。
東京都感を全く感じさせません。
・酒蔵到着 ここは小澤酒造
酒蔵ってんだから駅から遠いかと思いきや、
徒歩五分で小澤酒造さんに到着。
家族連れまでいるんですねー。20代の男女は
見なかったですが、万遍なく色々な世代の方がいらっしゃいます。
白壁に瓦屋根が酒蔵感を出してくれます。
彼女さん/奥さんと一緒ならテンションも上がること請け合いです。
・酒蔵と言えば、酒蔵見学!
というわけで酒蔵見学開始。
小澤酒造さんは酒蔵見学定期的にやってらっしゃいます。
人気のようで、予約も必要です。
※下記から予約できます。
http://www.sawanoi-sake.com/service/kengaku
案内役の方は、トークも慣れてらっしゃる感じ。
笑わせる所も決めてらっしゃいますね、これは。
練りに練った仕上がりです(笑)
上の写真は酒林の説明。つかみのネタとしても
ばっちりです。
酒林の説明を聞くと、おお、やはり日本のご先祖様達は
すごいな!となりますが、詳細は現地に行って
聞いてみてください。
それから下の写真みたいに説明の紙ももらえます。
紙の下の部分にお酒の宣伝があります。
好きです。こういうの。
みんな商いですからね。
・酒蔵見学つづき
これ何かわかりますか?
古酒なんだそうです。
普通僕らが飲む日本酒は作って一年程度の新酒。
ここに置いてあるのは10年とか20年寝かせてある古酒。
めったに市場に出回らないんだとか。
でも、小澤酒造さん内の利き酒所では試飲できるんだとか。
この商売上手め!
酒蔵見学の途中では、お酒に使っている井戸水も
魅せてもらえます。
この写真ガラス越しなんです。お水は蔵の命ってことで
厳しく守られてました。
ちなみにこれ井戸です。
僕が思ってた井戸と違うなぁと思ってたら、
「こういう井戸を横井戸と言います」って説明がしっかり
入りました。おお、さすが。
小澤酒造さん、やるなぁ。ものづくり企業でありながら
サービス企業としても魅力的。
・酒蔵見学の後は・・・
酒蔵見学が終わると試飲をさせてもらえるのですが、
それは来てのお楽しみってことで割愛。
いや、おいしかった!ついつい一緒に来ていた彼女の
お酒も頂いてしまいました。
さて、酒蔵といえば実はランチ!
過去に行ったことがある酒蔵でも、ランチに力を
入れていて料理がけっこう美味しいんです。
なので、食い意地張った自分はどーしても期待が高まります。
というわけで1,500円ぐらいランチがこちら。
写真左奥の揚げ出し豆腐がメインで、卯の花、漬物ナドナド結構な
品数がついてきます。
肉、魚が無かったのでちょっと期待外れか・・・と
思いきや、大きく裏切られます。
いや、一品一品の質がものすごく高い!
素材の味が活きているし、元々の味が濃いので
すごく美味しいです。
特に卯の花の仕上がりには感動です。
当然日本酒も頂きます。
こちらは「さわ音」という夏向け純米生酒。
飲み口すっきりで窓際の新緑との相性もばっちり。
休日気分を満喫してます。
お酒を飲んだその後は・・・
小澤酒造さんが川沿いにあるので、川岸でゆっくり
できます。水もめちゃ綺麗。完全に癒されモードです。
最高です。旅館が欲しいです。
気持ち良くぼーっとできます。
吊り橋なんかもあったりして、崖の上には
お堂もあります。(写真右上)
上の写真はお堂からの写真。15分ぐらいぼーっと
してました。
さて、一度試飲とお昼のお酒を体から抜いたら、
利き酒に挑戦です!
利き酒挑戦
利き酒って本当は、このお酒は●●っていう銘柄、
ってのを当てるものだと思うんですが、こちらの
利き酒はあくまで小澤酒造さんが作っている
日本酒をちょっとずつ少額で飲ませてもらえる
というもの。
お猪口一杯200円程度なので、気になったのを
ちょいちょいと気軽に飲めます。
さっきの酒蔵説明で気になってたので、古酒をお願いしつつ、
大吟醸の「梵」と純米吟醸の「蒼天」を注文。
個人的には「蒼天」が一番おいしいですね。
古酒はうーん、好みかな。古酒になる元のお酒が
何なのかかなり気になりました。
「梵」も美味しいです。
さてさて、見学して食べて歩いて飲んでをしていると
すっかりいい時間に。
来るときに出迎えてくれた「さわのすけ」に別れを告げ
駅に移動。
影が長くなり、夕方です。
電車に乗って都内へ移動。
徐々に自分の生活圏に帰っていきます。
また、別の季節に来たくなりました。
秋とか良さそうです!
■今回の旅の情報
お伺いした酒蔵
【小澤酒造 澤乃井さん】
創業:元禄15年(1702年)
住所:東京都青梅市沢井2-770
青梅線 沢井徒歩5分
お昼を頂いたところ
【豆らく さん】豆腐、湯葉料理 小澤酒造さんの日本酒も飲めます
http://tabelog.com/tokyo/A1330/A133003/13058990/
■今回の旅の評価
★★(星2つ) 誰かに教えたい!
天気が良かったのもあって、本当に休日らしい休日が楽しめます。
緑が多くて、川のせせらぎが聞こえて。大人の休日です。