皆さまごきげんよう。 わたくし、積極的に呑まれに行くスタイルの呑んだくれとして、定評をいただいております「やしこ」と申します。以後お見知りおきを。 本コーナーでは、お酒好きな一般女子目線での日本酒に関する経験を、つれづれなるままに書き記してまいります。お付き合いくださいますと幸いです。さて、第1回目はオーソドックスに、呑みに行ってきたお店紹介とまいりましょう。
■東京・中野へ呑みに行ってみた
JR中央線快速で新宿からひと駅、現在はサブカルチャーの街としても有名な中野。 駅北口のサンモール商店街を一本右側に入ると、洋の東西を問わない、様々な飲食店が立ち並んでいます。数あるお店のなかから、今回行ってみたのが「打越酒場」さん。 概要は次の通りです。
■ジャンル:大衆居酒屋
■最寄り駅:中野駅
(JR・東京メトロ東西線) 徒歩3分
■座席:24席(カウンター席中心)
⇒参照:食べログさんの記事
■お店の特徴
14年4月にリニューアルオープンしたばかりのこのお店。
一番の特徴は何と言っても、地元・中野愛にあふれているところでしょうか。
お酒もオツマミも、中野にちなんだラインナップとなっています。
居酒屋といえばまずはビール!ですが、銘柄は「一番搾り」オンリーです。
なぜならそれは、キリンの本社が中野にあるから。
ということで、ワイン(byメルシャン:キリン傘下)、ソフトドリンクなどでも、キリン関連製品がならんでいました。
さて、当サイト的に肝心な日本酒は、と言いますと、こちらの推し日本酒は「真澄」になっています。「真澄」の大吟醸から本醸造まで、5種ほど取り揃えており、呑み比べが可能です。さて「真澄」と中野のつながりは、というと、「真澄」を作っている宮坂醸造の本社が中野にあるからとのこと。「真澄」は長野県諏訪市のお酒として有名で、酒蔵も実際に諏訪にあるのですが、ホールディングス的な意味の本社は、中野にあるのだそうです。
さらにメニューのお料理欄に目をむけると、堂々とそのまま「カンロのオツマミ」というメニュー名が…。カンロは、ピュレグミでなど作っている製菓企業で、もちろん本社は中野。…そんな感じの、地元愛っぷりです。
ついでながら、大衆居酒屋なのに完全禁煙であるのも、特徴かもしれません。
ただし入口脇に灰皿が設置してありますので、喫煙者の方も安心です。
■日本酒
前述のとおり「真澄」推しでしたので、とりあえずメニューの一番上から、
・真澄 辛口
・特選真澄 本醸造
・奥伝寒造り真澄 純米
・辛口生一本真澄 純米吟醸
をひととおり舐めてみました。
やはりと言いますか、純米吟醸が一番飲みやすかったです。
(そして夢殿 大吟醸@1,950円にはさすがに手が出せませんでした…。庶民ゆえに。)
純米吟醸のあとに、辛口を飲んだら甘い!と感じました。
「すっきり」という感じの飲み口ではないので、より味を感じたせいかもしれません。辛口は辛口も、わりと丸い感じではあって、私は好きです。
■お料理
和・洋いろいろ揃っています。お寿司も1貫100円からありました。
今回は日本酒を呑む企画なので、割と和めで頼みました。値段もお手頃。
ただ、天ぷら系はちょっとしなっとしてましたかね…お値段を考えると仕方ないと思いますけども。
ちなみに「カンロのオツマミ」は、カンロから出してるおつまみスナックそのままでした。
写真の緑色の粒、「NATTO」がたいへん美味しくて、帰りがけにコンビニに寄って買って帰って飲み直したレベルでした(笑)。食べる人を選ぶとは思いますが、私のような納豆スキーにはたまらないかと。
それから、お通しではないとは思うのですが、途中で出していただいた、茶碗蒸しが美味しかったです。
どうにも苦手なぎんなんも入ってませんでしたし(焼いたのは好きなんですけど)。
■店内の様子など
ありていに言えば狭いですね…。店員さんも給仕がたいへんそうでした。でもまぁ、飲んでいるうちに気にならなくなるのではなかろうかと思います。
店員さんは、いろいろ話しかけても面倒がらずにこたえてくれました。中野愛の話も、店員さんに聞いたものです。
とてもフレンドリーでよかったです。
■今回いただいたもののお品書き
以下のものを頼んで、二人で6,000円弱でした。かなりリーズナブル。
・真澄 辛口
・特選真澄 本醸造
・奥伝寒造り真澄 純米
・辛口生一本真澄 純米吟醸
・寿司5種類×2貫ずつ
・ミニ天丼セット
・ちくわの磯辺揚げ
・たらの芽の天ぷら
・玉子焼き
・えいひれ焼き
(あとサービスで、茶碗蒸しとカンロのオツマミ)
■今回いただいた日本酒情報
【真澄】
地域:長野県諏訪市
蔵元:宮坂醸造株式会社
サイト:http://www.masumi.co.jp/
今回いただいた日本酒の詳細へのリンク:
・真澄 辛口
・特選真澄 本醸造
・奥伝寒造り真澄 純米
・辛口生一本真澄 純米吟醸