「当山は966年、
性空(しょうくう)上人によって開かれました。
「この山に登るものは菩提心を起こし、
また峰に棲む者は六根を浄められる」
という文殊菩薩のお告げのとおり、
摩尼殿上の白山に於いて、
上人は六根清浄の悟りを得られました。
その後上人の徳を慕い利益(りやく)を得ようと言う人々の多くの信仰を集め、
「西の比叡山」とも称されるように僧侶の修行の道場としても栄えて参りました。
現在境内は国指定の史跡であり、
又多くの重要文化財が現存しています。
心を澄ましてみると、山のすべてのものが、
皆さんを包み込み、語りかけてくれます。
観光やハイキングなどで御来山になられました方も、
深い仏縁を結び多くの仏徳利益(ぶっとくりやく)を得られますようお祈りいたします。」
そんなわけで、西国第二十七番でもあり、
非常に立派なお寺でありました。