頼久寺と頼久寺庭園、300円。
「天柱山 頼久寺は、足利尊氏が諸国に命じて建立させた安国寺の一つです。
その中にある国指定名勝の庭園は、備中国奉行・小堀遠州(こぼり えんしゅう)の初期の作庭で(1605年頃)、蓬莱式枯山水庭園です。
俗に「鶴亀の庭」と呼ばれる天下の名園で、はるかに望む愛宕山(あたごやま)を借景に、砂の波紋で海洋の感じを出し、
中に鶴亀二島を配し、さらに、大海の波をあらわすサツキの大刈り込みで背景を整えています。
この豪華な大刈込みは、遠州独特のものです。」
「天柱山安国頼久寺は、臨済宗永源寺派に属し、その草創は不詳であるが、
暦応2年(北朝年号1339年)足利尊氏が再興して備中の安国寺と号した。
当時、中国から帰朝して備中備後路を巡錫中の寂室元光禅師(正燈国師)を迎請して、開山第一祖とした。
後に永正年間(1504年)備中松山城主、上野頼久公は寺観を一新した。
頼久公は、大永元年に逝去したので、頼久の二字を加えて安国頼久寺と寺号を改称した。
平生はただ頼久寺と呼んでいる。
尚、当山の御本尊は聖観世音菩薩で、備中西国第5番の札所であり、昭和63年3月に開創された瀬戸内観音霊場第13番の札所でもある。」
しかし、京都でも奈良でも、いくらでも出てくるんだが、小堀遠州ってのはどんだけ庭を造ったのであろう。














