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By | 2014年4月21日
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「他愛もない話で人を思う存分笑わせたい。
それが喜劇作家、三谷幸喜の今やりたいことだったとか。
実はこれ、演劇では一番難しい。」

本日の日経夕刊、文化面、演劇欄より

私自称元役者でして、芝居にもうるさい。
三谷の新作「酒と涙とジキルとハイド」の劇評の冒頭。

たまたまタイムリーにこないだ
「酒と泪と男と女」について書いたので、触れずにはおけず。

https://www.geigeki.jp/performance/theater046/

新聞とHPを読む限り、
ジキルとハイドのオマージュというか、
パスティーシュではあるものの、
酒と泪との繋がりは一切感じられない内容であると想像せざるを得ない。

困りますよね、酒についてのアンテナバリ3の人間としては、
待ってました、と拾ったものの、広げようがないんだからさ。

仮に作品の中に、酒要素も泪要素もなかったとしても、
題名を考える際、ジキルとハイド、をもじるに何を足そうかな?
といろいろ考えた時に、酒と泪と、を足しておくか、
というのは、3周回って落ち着くところと想像。

「他愛もない話で人に読んでもいいなと思わせたい。
それが無名のライター、私の今やりたいこと。
実はこれ、ただの一般人には結構難しい。」

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