ここ数回、システム、という言葉を使ってきました。
その言葉をいつ誰が言い出したかは知らないけれど、
私がその言葉を、物事の真理にたどり着くために、
理解する言葉の一つだと思ったのは、
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2009/02/post-1345.html
村上春樹が、2009年にエルサレム賞を受賞した時のスピーチです。
“Between a high, solid wall and an egg that breaks against it, I will always stand on the side of the egg.”
「私が、高く堅固な一つの壁とそれにぶつけられた一つの卵の間にいるときは、つねに卵の側に立つ。」
彼がこのスピーチをしてからかなりの月日が流れている。
一時期は、このスピーチをプリントアウトして胸の内ポケットにいれて、
時間が出来たり、思い出したら読み返してきた。
今日、改めて読み直すと、私がここ数回言っていることは、
ほんとに、彼が言っているうちの、ほんの一部でしかない、と思う。