2022/12/17(土)、
池袋西口公園野外劇場グローバルリング シアターで、東京キャラバン the 2ndってのを観てきた。
蜷川幸雄が他界して数年、名実ともに演劇界のトップを一人で走り続けている野田秀樹は、
公的な仕事もどうしても多いと思われ、今回も主催が東京都等々、お上で構成されていまして、
野外であることもあり、入場無料の予約制の席がちゃんとあるものの、
見たい人なら、外からも充分ちゃんと見られる作り。
とりあえず、前田敦子が曲寄せだかなんだかだけど、それ目当ての人はまあいなくて、
野田好きか、こういう文化的なものが好きな人が来ていた感じ。
中身的には、構成と背景からそこまで面白いもんではなかったものの、
音楽やダンス・演技、他、ただで観るのには勿体ない内容であることは間違いなく。
子供たちもある程度観られていたのもなおよし。
それはさておき、演劇の街というと、一般的には下北沢、そんで劇場ってのは、
新宿にも渋谷にもたくさんあるわけだけど、個人的には、この池袋が思い入れが強く、
なかでも、この東京芸術劇場の小ホール2で、1996年6月、しげさんが出てた、
カムカムミニキーナの波紋亭前売り2800円を観たのが、私が自腹でちゃんと見たはじめての芝居でありまして、
おそらくここで観たこれがそこまで面白い作品でなかったのなら、
演劇をここまで見続けることはなかった、また違った人生だったのではなかろうかと想像するわけで、
ここに来るたびにそのことを思うのでした。
そういえば、開演前から後ろのブースに普通に野田秀樹がいまして、
終演後も、関係者らしきとちょろちょろ話しておりましたが、
話しかけようと思えば幾らでも話しかけられそうな距離でありまして、
鴻上しょうじもそうだし、八嶋さんもそうだったな。
相方は演者の一人と息子のツーショットを撮っていたし、
演劇ってのは、演者達と近いのがいいね。
そして、野田秀樹の声は地声あの甲高い声。