2022/12/21(水)、斉藤和義 弾き語りツアー「十二月~2022」 in 日本武道館、
1992年デビュー、56歳、正直、デビュー来ずっとそれなりにおいかけている、ということもなくて、
ビックヒットってのではないけど、いい曲をずっと長いことコンスタントに書き続けているなぁと。
どっかのタイミングで『歌うたい15』SINGLES BEST 1993~2007を買い、「ずっと好きだった」が入っていて、
日本の曲の中でこれ以上の曲はない、と私は思ったのでした。
>メロディはキャッチーで、斉藤本人も覚えやすさを念頭において作ったと語っている。
斉藤の楽曲の中でストレートなロックンロールでチャック・ベリーのようでもある。
それ依頼、現役のシンガーソングライターで楽曲の作成が衰えることなく、
ライブ活動も精力的に行い続けているのとなると、桑田佳祐、小田和正、次いで、というところだろうか。
少なくとも五指には入ろう。
そんなわけで、たまたまライブをやっているのが目に入り、チケットも普通に入手可能で(結局95%ほどの入り)、
場所も近いし、仕事もなんとかなろうと、相方の不満を他所に一人観覧。
おそおそで取ったチケットだったので、ほぼ最後列、
とはいえ、武道館経験者はご存知の通り、そこまで遠くはないし、のんびり観られるのと、
咳が酷かったので、勝手に離れた席に座れて今回はむしろよかった。
改めて、マイペースで、気取ることなく、飄々として、
ルックスもよくなく、歌声が綺麗なわけでもなく、音域は狭い、
歌が特別うまいということでも、ギターが特別うまいということでもなく、
にもかかわらず、というかそんなことは関係なく、
作っている詩と曲の素晴らしさ、幅の広さ、奥行きの深さ、完成度と遊び心、
そんで全体で醸し出している雰囲気がどうしようもなく
魅力的なのだろう。
そんなわけで、そこまで詳しいわけではないため、セトリを元に急遽買い求めたCDである程度予習したものの、
ダウンロード限定のものはスルーしたこともあり、三分の一は初見の曲ながら、まったく飽きる暇なく、むしろ新鮮。
そんで聞きたい曲というかメジャーな曲の三分の一くらいしか今回は聞けないので、作品の多さを再認識。
当の本人斉藤氏、陽性空けらしく、歌い出し前に咳で喉を整えるシーンが多く、
ってかいつもなのかしらんけど、高域を出すときの苦しさ加減も、
これもいつもなのかしらんけど、というか、これもまた良さなんだろうけど、
万全ってこもなさそうにも見えたけど、それはまたライブの良さということで。
ちなみに、この日の模様は、
>2023年2月23日(木・祝)放送・配信
歌うたい”斉藤和義がシンプルに楽器と向き合い、ストレートなサウンドでのパフォーマンスをお楽しみいただけるツアーから武道館公演をお届け。
2023年にデビュー30周年を迎える斉藤和義。多彩な音楽センスから生まれる作品は聴くほどに魅力が深くなるものばかりで、音楽ファンのみならずミュージシャンからも絶大な支持を受け続けている。作詞・作曲・セルフプロデュースのみならず、多重録音を行ない単独で作品を仕上げることもあるなど、ある種職人的な音楽との向き合い方によって多くの名作を生み出している斉藤。そんなマルチプレーヤーの彼が、シンプルに楽器と向き合いながら行なう弾き語りツアーの中から、日本武道館公演の模様を独占放送・配信する。
「できるだけシンプルにしたい」という本人の構想により実施される弾き語りライブは、“歌うたい”斉藤和義の神髄をストレートに味わえるのが最大の魅力。2022年、“THE FIRST TAKE”にてアコースティックギター1本で披露した「歌うたいのバラッド」の弾き語り同様、サウンドを極限まで研ぎ澄ましたところから発する“音の美学”が、観る者の心を震わせるに違いない。
引用終わり、
なるほど、プロが書くと、こう表現されるのか。
さて、来年はバンドツアーもやるみたい、もう少し早めにチケットを取ればもう少しよい席になろうかな。