花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに
小野小町が1200年以上前に書いたんだそうな。
桜の花の色は、気づいたら散ってしまっていた
私が自分のこととか、世の中のこととか、
なんかいろんなことを考えているうちに
という感じ。
小野小町は、超美人だったし、その人が
枯れるくらいの年になったから書けた、
のだとして、
別に僕は、ルックスはもちろん、そのほかのことも、
そんなにいけてるわけでもないし、
そんなに年を取っているわけでもない。
だからこの歌の本当の意味まではわからない、
と考えることも出来るけど、まあ、わかるよね。
それは人間にある想像力ってことで説明は出来て、
学生の時の先輩に、芝居において、人生において、
一番必要なのは、想像力だ、
と言い切られて、今でも強烈に心に残っている。
知ってる人も知らない人もいますけど、
この文章は、日本酒についての要素が入ってる、
という前提があります。
何がいいたいか、というと、
読者にもそれなりの想像力があるはずだから、
この文章の何処かにある日本酒の要素は
がんばって、お前が探せ、ということ。
今年の僕の桜の季節は、
仲間たちとなんかやってるうちに過ぎていこうとしている。
そのことを僕はとても嬉しいな、と思っている。