続いて、枚方にあって、食べログの評価が高くない、
というかほぼ無いに等しいけと名店。
枚方駅の右下に川原町というエリアがありまして、
(そういえば京都には河原町という飲食街ありますな)
いわゆる昔馴染みの飲食街で、
チェーン店はなくて、こじんまりとした、
居酒屋、立ち飲み、焼鳥、バーなんかから、
キャバクラ?パブ?みたいなのもあります。
そんで、どうも店の人に聞くと、
バブルの頃はとんでもなかったらしいのだが、
今は、そんなことはとても想像できないくらい閑散としてます。
ただ、キャバクラ?みたいなビルもあって、
そこの前に客引きのお兄ちゃんがいるので、
近くのバーなんかを教えてもらうのだけど、
教えてもらったとこで、また次を教えてもらい、
とたどり着いたお店がこちら「PEKE」。
界隈でも一二を争う古さのこの店は、
店もマスターもお酒もいい感じで熟成してるし、
埃もかぶっている。
比較的最近、マスターは喉頭癌で喉を全摘出してまして、
会話には、喉になんかマシンをつけないと出来ないのです。
けどねぇ、よくよく話すんだ、
お酒のこと、街のこと、店のこと、自分のこと。
正直後何年生きられるの?店出来るの?
って話なんだが、そこから負の感情は一切なくて、
むしろ清々しいというか。
そして、当たり前のことながら酒が美味い。
ウィスキーの品揃えもよく、相談しながら作ってくれるカクテルの味も格別。
たまたま客が我々しかいなかったからなのかどうなのか?
いずれにしろ、行く価値のある店です。
