70、OJT

By | 2014年6月21日
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証券会社で働いてまして、いわゆるリテール営業をしています。
37にして、そんな立場になるとは思ってもいませんでしたが、
久しぶりに支店に新入社員が配属されることになり、OJTになりました。
スポーツ推薦で高校に行き、
ハーフナー・マイクと試合をしたこともある元キーパー。
まあ、私が出会ってきたなかでも、
かなり頭が悪い、そしてIQが低い。
しかし真面目で愚直で、証券マンとして、
本人次第ではあるものの、別に普通に大成すると私は思っている。
その弱みも強みも、自覚もあるし、
修正できる範囲で修正するし、
要領のいいタイプよりも時間はかかるかもしれないけれど。
配属された5月から一ヶ月半、産みの苦しみですか、
やっとこさ、彼が新規口座を開設してくれました。
自分のこと以上に嬉しいのかと思っていたところ、
これが別にそんなに嬉しくもなんともない。
嘘をつくのもあれかと思い、
本人と、会社の人には、まま言ったところ、
ブーイングを受ける始末。
さりとて、それが本当の感情だからしょうがないよねぇ。
こういう時は、ちょっと社外のたまに会うかも知れない人に
さらりと言って実はもの凄く私が喜んでいた風を
装うべく、おそらくそのうちに行く、
隣の課長に連れて行ってもらった、
西麻布にある会員制のカジュアルなキャバクラみたいな
店のママにメールを送っておいた次第。
彼女は仕事柄そういうのがよくわかっている人なので、
きっと私がトイレにたった時にでも、
自分のこと以上に嬉しい、ってメール来たよ、
的なことをきっと言ってくれるんだ。
というのも、その彼女、俺がはじめて行って
すでにそこそこ酔っていたわけではあるけれど、
俺がトイレにたったさい、
私のことを、かなり頭がいい人だよね、と言ったらしい。
直接俺に言わないから凄い。
その話を聞いて、生まれてはじめてその手の店に自分の意志で行こうと思ったのさ。
タイトルとかわってきてるけど、
悪いことは直接言う、
いいことは間接的に伝わるようにする、
これが大事なことだと知っていて、スムーズに出来る人は、
素敵な人だと思う。
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