>5回連続で直木賞候補になった。これは戦後最多記録であり、極めて異例なケースである。
らしい。そして、2011年直木賞受賞、と。
正直初期の作品についてはよくわからないところもあったものの、
どっかで読んだが、もっとこうすれば?
という声にさっくり応えて、というかそれ以上のものを
さっくりと出してき続けている人。
春樹や伊坂に比べると、ディスイズミステリーで、どんでん返し半端なし。
そして、結構ブラックだったりダーティな部分も
引くくらい書いている。
でも、最近の作品はしっかりと人とか、それ以外も含めて書いています。
秀作は映画にもなった「カラスの親指」。
そして、ジャンルの幅広さもこの人の良さかな。
痛々しいものも書く一方で、
主人公の探偵ががっつり天然みたいなのもありで。
本をあまり読まない人に、いきなりは薦めないけど、
読む人で、まだ読んでないなら、押さえておいて欲しい作家。
伊坂ともども若いしね。