長文です。
銀ブラは銀座をぶらぶらすることではなく、銀座でブラジルコーヒーを飲むこと、って話はもう聞き飽きたっ!
さて、京ぶらは、京王で売っているブラジャーではなく、京セラのブラックカーボンを使った新しい電子部品でもなく、京都をぶらぶらすること。 住まいの枚方から京都まで電車に揺られること36分、近い。
祇園精舎の鐘の声や、戦国時代の武将達の権謀術数の雰囲気や、幕末の血なまぐさい匂いが今なお色濃く残る街、京都ぜよ。
京都の夏は暑いとよく聞きますが、別に東京だって東北だって暑いっつの。それはさておき比較的涼しい中、雨に降られ風邪ひきそう。 特に目的も定めず、フリーのバス路線図をたまに眺め、ぶらぶらする。観光ではなく近所を散歩するという乗りで、つまり時間をまったく気にすることなく京都を味わうのです。 京都駅から北上、すぐに東本願寺。信長に徹底抗戦、最後は秀吉と仲良くしたんでしたかね?目下大改修中ながら、この手の巨大な寺もただってのがよい。 時計を見ると11時、隙あらばさっさとランチの食指を巡らす。自称「京都ラーメンブームの先駆け」そんなブームがいつあった?「天天有」読み方わからん。うーん、濃ゆい。
さらに北上、京都国際マンガミュージアム。中庭でコスプレしてる人を眺め、入場料800円、館?の人に何があるか聞いてみる。5万冊の漫画と、なんか私が知らないなんとかって作家の展示展が観られる。その作家に興味がないと、単に種類の多いマンキツなので、観光客は入る必要なしと入場せず。
西に折れ、二条城。鶯張りのイメージしかなかったけど、慶喜が、御三家とか親藩ふだいやらに、俺、大政的なもの奉還すっから、って言ったとことか観ると、へぇ、って思う。そして結構狭い。
時間を気にせず、施設にある文字をすべて読み、ボタンを押すと流れる音声ガイドを全て聞き、展示スペースのPCの案内をのんびり眺めると瞬く間に時が流れる。入城料の600円を誰より満喫した自信がある。 東に向かい、名所の説明みたいなのを見つけると全てしっかり読むわけだけど、清盛と後白河法皇の争いに巻き込まれ、多くの人が焼き殺された場所を通過。 所謂京風の街並みの中、しっぶーい老舗の店、和菓子、柚味噌、鰹節、左官屋さんが使う小手?みたいなの専門店などを眺めながら地図をみると、よしもと祇園花月。 向かう途中、池田屋騒動の池田屋跡地、今は、はなの舞になってます。
はなの舞は何一つ悪いことをしてないけど、チェーン嫌いな私としては、池田屋の地主よ、そこはチェーンじゃないとこに貸せよ、と強く思う。 さらに東に三条大橋、池田屋騒動で出来たと思われる刀傷。ほんとかどうかはもうかなりどうでもよく、男子の歴史魂はくすぶられます。
さて、そもそも東に向かった理由が、よしもと祇園花月、東京にいたころ、ルミネtheよしもとに行ったことも行こうと思ったこともないものの気になる。15:30開演で立ち見はまだあるよ、と。 しかも出るのが博多華丸大吉、ジャルジャル、チュートリアルなど、みてみたい人多し。とりあえず劇場に向かうと、当日券終了、立ち見はあるぞ、と。 スケジュールを眺めると、私がみたいと思う人達の組み合わせは決して頻繁にない模様。さりとて、立ち見はしんどいので却下。
三条を西に戻り「三条珈琲」という名の言い感じの珈琲店で一服。目の前でドリップしてくれる、いい感じの店ながら、アイスカフェオレを頼んだのが失敗、ほぼ牛乳。 雨に打たれながら本能寺。信長が自刃したとことは場所が違うらしいけど、信長の墓もしっかりある。
時間まだ早いものの、ブックオフで眺めた本を頼りに「京極スタンド」という名の老舗定食屋?居酒屋?
安くて活気があってメニューも豊富。こんな店が近所にあると嬉しい。
さて、京阪祇園四条から特急で帰ると30分もかからない。ほんと近い京都。