571、「>ダイナリィ」カムカム25周年

By | 2015年11月15日
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今週末の東くだりの本命は、こちら、カムカムミニキーナ25周年第二段。
「>ダイナリィ」観劇。

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第一弾は、大阪でもやってくれたので、よかったのだけど、
今回は東京のみ。

結論、やっぱり少し難しいというか、今時じゃないのかもしれない。
個人的にはかなり面白かったけど、やっぱり客が悪いとどんだけよくても限界がある、って感じかな。

カムカムらしさてんこ盛りってことで、
稲荷と日記というかダイアリーと<(だいなり)の言葉遊びを基本に、
いくつかの組織と、時間軸も無茶苦茶に、
話もとっちらかってるというか、なんとかまとまっているというか、な感じ。

終演後主演のしげさんと話した内容はここでは書かないけれど、
芝居をそこそこわかってる人じゃないと、そもそもわからないところが基本になっていて、
あるいは、芝居以外も、例えば、最期の晩餐のとことかさ、
ホントは言わずにわかってもらいたいんだけど、言わないとわかんないんだろうな、
みたいな作りがさ。
観てて寂しいというか、仕方ないのかとかさ。

たぶん前回も書いたけど、昔と比べて、中堅が安心して観られるようになった一方、
さらに若手が増えていて、基本的に人が多いほうが、
身体でいろんなことを表現するのが好きな劇団だから、
それもまたよいことながら、その知り合いが観に来る、っていう構造上、
客の質が下がる、ってのはどうしても避けられない。

芝居って観るのに凄くエネルギーがいる、ってことを久しぶりに感じた作品だった。

そんで、前回の座・高円寺を見たときも感じたんだけど、
たぶん凄くいい劇場なんだろうが、舞台と客席が一緒になりずらい、
悪い意味での広さがある劇場な気が、あらためてした。

単に、カムカムには大きすぎる、ってことかもしれんが。

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