陽も傾きかけてきて、帰路というか、飲みに向かう。
奈良公園ってのはホントにでかく、大分はずれのあたり、
和装で写真を撮る新婚などもおり、
翌々日には、自分たちもするんだな、と思うと、ちょっとやれやれと思う。
そんだけ、眺めがよかったり、風流だったりするんだが、
とにかくそういうのをまとめて、雰囲気がいいのが、奈良、との印象。
なんの説明にもなっていないので、
志賀直哉の言葉を引用して逃げる。
「とにかく、奈良は美しい所だ。自然が美しく、残っている建築も美しい。
そして二つが互いに溶け合っている点はほかに比を見ないといって差し支えない。
今の奈良は昔の都の一部分に過ぎないが、名画の残欠が美しいように美しい。




