よく見る首の細いひょうたん型の陶磁器は徳利。
銚子ってのは、離れていても注ぎやすいように、
長い柄が付いていて、三々九度の使われるあれのこと。
元々銚子は鉄製で大型のもので、
そのまま直火にかけて燗をしていた。
徳利は醤油とかを貯蔵する大きいものだったのだけど、
江戸時代から小さいものが出来てきて、
湯煎して燗にした方が、風味とか飛ばなくてよくね?
まあ、雰囲気も、ってことから、広まったらしい。
昨今「お銚子二本熱燗でっ!」みたいな頼み方はあまり聞かないけど、
ただしくは「徳利二本」と頼むのが正解らしいのだが、
現在の居酒屋でこのことを知っている人はいないだろうから、
徳利で頼んでお互いに困惑する雰囲気になっても責任は持てません。
まあ、最近は、一合とか二合とかって頼むわけだけどさ。